週末読書。『カレーライス』
こんにちは。三原です。
出かけられない週末に備えて
久しぶりに活字を欲して本を買いました。
『カレーライス』
重松清 著
木内達朗 カバー装画
株式会社新潮社 令和2年7月1日発行(令和2年11月5日4刷)
もちろん装画買いです。
漠然と何か読みたいなあと思っただけで
特に何の情報も耳にせず、この装画が目に入ったのです。
私は本選びが苦手でして、どうも昔から絵がないと。。。^^;
本屋にずらりと並んだ背表紙を見るとどれを手にしていいやら
萎縮してしまうのです。
読み始めたのが夜。
間違えた。これは明日の穏やかな午前中。
もしくは午後のティータイムに読むべきだった。(あくまで私個人に向けてです)
なぜなら沢山考える、感じることがあって
同時に”あの頃”の自分の深い心の鍵を開けて
辿っていくことになるからです。
(↑これは勝手にイメージした自作の絵です)
開ける予定が無かったこの“禁断の扉”の鍵を開け
あれれれ......と扉の先を進み始めてしまいました。
幸運なことに?この本は9話のお話を収録したものだったので
2話だけ読み、強い意志を持って切り上げて寝ることに。
次の日、3話目から。
何かが、ゆっくり動いて行く......
5話目。
“そんなつもり”じゃなかったのに。
何かが溢れてしまいました。
作者の重松清先生はあとがきにも書かれていますが
国語の教科書や試験問題としてよく掲載されてきたそうです。
(それについてあとがきに書かれている部分も面白いです)
それは存じ上げなかったのですが(私の年代的に^^;)
私はむしろ問題に対する答えという内容とは逆に
ああ 答えはないのだな
と思いました。
けれどあの頃、その時、こう感じ、過ごしたことを
しっかり捉えて逸らさない。逃がさない。
大切なこと。
向き合ってほしいからこそ国語として掲載されたのかも
しれませんね。
そんな風に思いました。
あの頃は断然こっち(子ども)側。
大人になった今はいつの間にかあっち(大人・親)側に。。。
自作の過去作品で描きたかった主人公の気持ちも
実は共通するところがあって
誰にもある弱い気持ち、うまく言えない気持ち
そう思った真っすぐな気持ちを描きたかったのです^^
文章の苦手な者が長々書いてしまいました。
乱筆乱文お許しください。
追伸:久しぶりに文庫を読むと読む速度が格段と遅くなっていて
びっくりしました( ゚Д゚)
☆最後まで読んでくださりありがとうございました☆