おちゃのこ サイサイな日々

日々の好き・ワクワク、ときどき絵本。

週末読書。『カレーライス』

こんにちは。三原です。

出かけられない週末に備えて

久しぶりに活字を欲して本を買いました。

f:id:saimihara:20210117202836j:plain

 

 『カレーライス』

重松清 著 

木内達朗 カバー装画

株式会社新潮社  令和2年7月1日発行(令和2年11月5日4刷) 

 

もちろん装画買いです。

漠然と何か読みたいなあと思っただけで

特に何の情報も耳にせず、この装画が目に入ったのです。

私は本選びが苦手でして、どうも昔から絵がないと。。。^^;

本屋にずらりと並んだ背表紙を見るとどれを手にしていいやら

萎縮してしまうのです。

 

読み始めたのが夜。

間違えた。これは明日の穏やかな午前中。

もしくは午後のティータイムに読むべきだった。(あくまで私個人に向けてです)

なぜなら沢山考える、感じることがあって

同時に”あの頃”の自分の深い心の鍵を開けて

辿っていくことになるからです。

 

f:id:saimihara:20210117213527j:plain

(↑これは勝手にイメージした自作の絵です)

 

開ける予定が無かったこの“禁断の扉”の鍵を開け

あれれれ......と扉の先を進み始めてしまいました。

幸運なことに?この本は9話のお話を収録したものだったので

2話だけ読み、強い意志を持って切り上げて寝ることに。

 

次の日、3話目から。

何かが、ゆっくり動いて行く......

5話目。

“そんなつもり”じゃなかったのに。

何かが溢れてしまいました。

 

作者の重松清先生はあとがきにも書かれていますが

国語の教科書や試験問題としてよく掲載されてきたそうです。

(それについてあとがきに書かれている部分も面白いです)

 

それは存じ上げなかったのですが(私の年代的に^^;) 

私はむしろ問題に対する答えという内容とは逆に

ああ 答えはないのだな

と思いました。

けれどあの頃、その時、こう感じ、過ごしたことを

しっかり捉えて逸らさない。逃がさない。

大切なこと。

向き合ってほしいからこそ国語として掲載されたのかも

しれませんね。

 

そんな風に思いました。

あの頃は断然こっち(子ども)側。

大人になった今はいつの間にかあっち(大人・親)側に。。。

 

自作の過去作品で描きたかった主人公の気持ちも

実は共通するところがあって

誰にもある弱い気持ち、うまく言えない気持ち

そう思った真っすぐな気持ちを描きたかったのです^^

 

文章の苦手な者が長々書いてしまいました。

乱筆乱文お許しください。

 

追伸:久しぶりに文庫を読むと読む速度が格段と遅くなっていて

びっくりしました( ゚Д゚)

 

saimihara.hatenablog.com

 

 

 ☆最後まで読んでくださりありがとうございました☆